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緊急企画
ナビロフト閉鎖前に、急遽、北村想作品を上演決定!

主催:振り袖講談・ナビロフト

​振り袖講談

『怪人二十面相伝』

作:北村想
演出:高橋恵(虚空旅団)
​出演:振り袖かを里(船戸香里)
​   前座:瀬古なおき(虚空旅団)
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『怪人二十面相・伝』

 父が自殺し母も行方不明となった平吉は、サーカス団に入門し、サーカスの天才・武井丈吉と出会う。芸の師匠でもある丈吉を父のように慕う平吉だったが、突然、丈吉はサーカス団から姿を消してしまった。「世間をあっといわせる泥棒になる」という言葉を平吉に残して。明智小五郎や小林少年との華やかな対決、二代目二十面相の誕生など、乱歩のオリジナルでは決して味わうことができなかったおとなの冒険奇談。

 ナビロフト閉鎖の知らせを受け、居ても立っても居られなくなった振り袖講談(船戸香里・高橋恵)が、劇場スケジュールの隙間を狙って忍び込み、ゲリラ上演致します。劇作家・北村想のプロデュースによる船戸香里の一人芝居の第四弾。振り袖着付けた女優「振り袖かを里」の一人語りならぬ講談で、北村想の名作『怪人二十面相・伝』をお披露目致します。またコロナ禍の下、オンライン稽古のために始めた講談修行が高じて、講談出演を重ねる瀬古なおきが、前座を務めます。

(振り袖講談)

日程  2021年

​4月7日(水)19:30 開演

*受付開始・開場は19時です。

*1ステージのみの特別上演です。

*上演時間は、約1時間50分を予定しています(前座・換気休憩を含む)。

*途中休憩があります。その際、場内の換気を行わせていただきます。

会場

ナビロフト

*愛知県名古屋市天白区井口二丁目902

*TEL/FAX:052-807-2540

*地下鉄鶴舞線「原駅」下車、徒歩8分。

☞ アクセス

*会場に駐車場はありません。近隣のコイン駐車場、または公共交通機関をご利用ください。

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木戸銭

​2,000円​均一

チケット取り扱い

■電話予約

○振り袖講談:090-3922-1204(高橋)

​○Loft Plan:090-9929-8459

*チケット受付開始は、3月29日(月)午前10時からです。

​*未就学児のご入場はご遠慮ください。

​*感染症対策として、席数を減らして(約40席程度)の公演です。チケットのお求めはお早めをお勧めします。

*上演時間は、約1時間50分を予定しています(前座・換気休憩を含む)。

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出演|船戸香里(ふなと・かおり)

1997年 アイホール演劇ファクトリー1期生として参加。2000年~09年まで清流劇場に所属、以降フリーランスの俳優として活動する。代表作に、ひとり芝居『MONO語り 怪人二十面相・伝』(作・北村想/05年)、『この恋や思いきるべきさくらんぼ」(作・北村想/04年初演・12年再演)。また、06年より自身のライフワークとして「大阪女優の会」に参加。16年には、振り袖講談を開始し、「振り袖かを里」としても活動中。

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前座出演|瀬古なおき(せこ・なおき)

2019年 小熊ヒデジが代表を務める名古屋演劇教室に参加。その後仕事の赴任先であった大阪にて、虚空旅団に所属。しかし1年後に再び名古屋へ異動。主な出演作に、虚空旅団『ダライコ挽歌』(作・演出:高橋恵/20年)、七味の一味『読むシェイクスピア』(構成・演出:七味まゆみ/19年)。また、20年より旭堂南湖指導のもと講談修行を始める。今回は、宮本武蔵『鍋蓋試合』を上演。

作:北村想(きたむら・そう)

劇作家・小説家・エッセイスト。1952年生まれ。滋賀県出身。79年に発表した『寿歌』で、80年代以降の日本の小劇場演劇に 大きな影響を与える。84年『十一人の少年』で第28回岸田國士戯曲賞を、90年『雪をわたって...第二稿・月のあかるさ』で第 24回紀伊國屋演劇賞個人賞を、97年ラジオ・ドラマ『ケンジ・地球ステーションの旅』でギャラクシー賞を受賞。2014年には、『グ ッドバイ』で第17回鶴屋南北戯曲賞を受賞。近年では、戯曲『寿歌-全四曲-』(12 年)や演劇論集『恋愛的演劇論』(13 年)を刊行。また、小説『怪人二十面相・伝』は、『K-20 怪人二十面相・伝』として映画化(主演:松たか子)されるなど、戯曲だけでなく、小説、童話、エッセイ、シナリオ、ラジオドラマ、コラムなど、その活動範囲は広い。96年〜17年3月までの21年間、アイホール自主講座である戯曲塾「伊丹想流私塾」の塾長として後進の育成にも尽力。リニューアルした「伊丹想流劇塾」では名誉塾長に就任している。

演出:高橋恵(たかはし・めぐみ)

大阪府出身。劇作家・演出家。「虚空旅団」代表。『誰故草』で第22回OMS戯曲賞大賞を受賞。2009年より伊丹想流私塾にて師範を務め、現在は想流劇塾マスターコース師範を務める。ナビロフトでは2017年ナビロフト×伊丹想流私塾 交流企画《Visitors》にて『Voice Training』、および『振り袖講談vol.2』lullaby , everybody sleep tight. 〜子守歌、すべてのひとに眠りを〜​(北村想:作)を、2018年【地域とつながるプログラム vol.3 from 大阪】にて『アトリエのある背中』(北村想:作)を上演。主な作品にアイホール+岩崎正裕共同製作『フローレンスの庭』、女性芸術劇場『光をあつめて』(深津篤史:演出)など。劇場プロデュース公演への書下ろしも多数手がける。

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振り袖講談『怪人二十面相伝』実施にあたり

  「振り袖講談」は、虚空旅団を主宰する劇作家で演出家・高橋恵さんと、俳優・船戸香里さんが続けている、講談形式の一人芝居です。ナビロフトへは、2017年に実施した関西の劇団との交流企画“Visitors”で一度来て頂いています。そして『怪人二十面相伝』は、北村想さんによる、ご自身の小説を元にした講談形式の戯曲です。数日前、現在大阪で同作品を公演中の高橋さんからご連絡をいただき、ナビロフト閉鎖前にこの作品を上演できないかと相談を受けました。ナビロフトは、27年前に北村想さんが立ち上げた場所です。当初は想さんの主宰する劇団「プロジェクト・ナビ」のアトリエでした。劇団解散に伴い、独立した小劇場として運営を始め、近年は多くの自主企画をはじめ、様々な活動を展開し、地域演劇文化発展に寄与してきましたが、残念ながら4月にその幕を閉じます。独立運営以降も、想さんには多大なご協力をいただきました。先に述べたVisitors発案や、いくつもの北村想作品の上演、想さん自身の演出による作品上演、設備面でのご協力、また、若手育成事業“S/LOFT”を主催されるなど、ナビロフトの活動の中でも大きな割合を占めます。そしてナビロフト閉鎖の、その(ほぼ)最後に、想さんの作品を上演する、という企画が、高橋さんのご連絡により、急遽動き出しました。日程を調整し、人員を手配し、そして今まさに、こうしてHPを更新しています。劇作家・演出家としての活躍は言うに及ばず、地域演劇界にとって重要な拠点となるナビロフトを立ち上げ、育んできた北村想さんの作品を(ほぼ)最後に上演し、ナビロフトは幕を下ろします。艶やかな振り袖衣装に身を包み、100分の間、一人で語り続ける“振り袖かを里”こと船戸香里さん、二度目のナビロフト登場です。どうぞご期待ください。

 ナビロフト・小熊ヒデジ(2021年3月28日)

■STAFF

音響協力=金子進一

照明協力=市川愛子

制作協力=飯村登史佳、名古屋演劇教室

協力=虚空旅団

■主催

振り袖講談

ナビロフト

振り袖講談

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