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関西の精鋭たち 伊丹から尾張名古屋へ 初見参!

ナビロフト×伊丹想流私塾 交流企画 Visitors 

番外公演|虚空旅団presents

​コンブリ団 Re:sources

『夏休みのばあちゃん家』

作・演出:はしぐちしん

2017年10月9日(月・祝)会場:ナビロフト

Visitors総合チラシ

作・演出:はしぐちしん 

秀作につき、急遽、Visitors番外公演で上演決定!
コンブリ団チラシ表.jpg
秀作につき、急遽、
Visitors番外公演で上演決定!

 はしぐちさんは地続きにいろんな場所へ行き来する。虚構であっても、それは変らない。「夏休みのばあちゃん家」もそんなお芝居だ。夏休みに小学生の男の子が、ばあちゃん家を訪れる。それだけのことなのに、道程には不可思議な未知なるものに遭遇するという「ときめき」がある。シンプルな舞台装置。最小限の音響と照明。俳優の身体と科白の音色が、想像力を豊かに広げる。ノスタルジーとも言える「失われた過去の時間」をやさしく紡ぎ、劇空間に現出させてみせるが、それは決してこの世界とは切り離されていない。そこがこのお芝居の魅力だと思う。大阪での上演を観て「このまま終わっては勿体ない」と無理を言って口説いてしまった。是非名古屋のお客様にも観て欲しいと願っている。

(虚空旅団・高橋恵)

 

《9月19日(火)のfacebookより》

昨日、Visitorsに参加する虚空旅団代表の高橋さんから電話がかかってきた。若干興奮した声で「小熊さん、日曜日にコンブリ団の『夏休みのばあちゃん家』を観たんです、大阪で。とても良かったんです。突然のご相談なんですけど、私たちのナビロフト公演は10月8日の日曜日に終わって、翌日9日の月曜日は祝日でバラシの予定なんですけど、予定を変更して私たちは日曜日にバラしてしまうので、月曜日にコンブリ団の公演をナビロフトでやりませんか。良かったんです、とても。名古屋の人たちにも観ていただきたいんです。もっと多くの人たちに見ていただきたいんです。どうでしょう、小熊さん。とても良かったんです」とおっしゃる。高橋さんはとても信頼できる人だ。僕は「やりましょう」と即決した。それから急遽深夜まで、コンブリ団代表のはしぐちさんも交えてやり取りをし、諸々準備に取り掛かった。チャンスがあれば良い作品はどんどん上演すべきだ。こうして、フットワークの軽い民間小劇場と、親交のあるアーティスト同士の熱意から、ちょっとゲリラ的なVisitors番外公演が実現しました。こういう公演はきっと面白いし、とてもワクワクする。10月9日は月曜日で祝日です。一日のみの公演です。詳細は明日にでもご案内できると思いますので、たくさんの皆様のご来場、お待ちしています。コンブリ団、名古屋初登場です。

(ナビロフト・小熊ヒデジ)

日程  2017年

10月9日(月・祝)13:00/16:00 

会場

ナビロフト

*愛知県名古屋市天白区井口二丁目902

*TEL/FAX:052-807-2540

*地下鉄鶴舞線「原駅」下車、徒歩8分。

☞ アクセス

*会場に駐車場はありません。近隣のコイン駐車場、または公共交通機関をご利用ください。

料金

◎一般=1,500円

◎高校生以下=500円

*前売・当日同一料金

チケット取り扱い 9月20日発売開始

コンブリ団Re:sources

『夏休みのばあちゃん家』

◎作・演出:はしぐちしん

◎出演:香川倫子、佐藤あい、橋本健司(桃園会)

コンブリ団舞台写真2.jpg

コンブリ団『夏休みのばあちゃん家』大阪公演

夏休みのとある一日、亡くなった母との約束を果たすために、小学生の僕は電車を乗り継いで、母さんの 実家、そして僕の生まれたばあちゃん家に向かう。その道々で出会う人たち、出会う人でないものたち。 彼らとの交流を経て目指すばあちゃんの家には何があるのか?そして、その先には? 時間と場所、配役までもを刻々と変えながら展開する、僕の夏休みの一日の物語。 

コンブリ団(こんぶりだん)

2004 年設立。同年旗揚げ公演、はしぐちしん作・演出によるコンブリ団その1「夏、あの島、わたしの家」 を大阪プラネットホールパブリックスペースにて上演。その後平均1年半に一作品という緩やかな創作ペ ースではあるがオリジナル戯曲による上演を重ねる。2007 年には代表のはしぐちしんが俳優として第9回関西現代演劇俳優賞を受賞。2008 年に上演したコンブリ団その3「ハダカの激情」が 2009 年第 16 回 OMS 戯曲賞最終候補にノミネ ート。2009 年に上演したコンブリ団その4「ムイカ」が 2010 年第 17 回 OMS 戯曲賞大賞を受賞。2012 年には第 17 回 OMS 戯曲賞大賞受賞作を『「ムイカ」再び』として再演。 コンブリ団その7「ガイドブック」で、2013 年〜14 年にかけて初のツアーとして大阪〜三重公演を実施。 コンブリ団その8「ブラックホールのそこ」でも三重〜伊丹のツアー公演を前回よりも大規模劇場にて実 施。動員も前回ツアーよりも増加する。2016 年、新シリーズ「Re:ブリックス」を立ち上げ、はしぐちしんオリジナル戯曲ではない作品創りに挑 み、深津篤史作「カラカラ」を劇団ジャブジャブサーキットのはせひろいち氏の演出により上演。2017 年、俳優と共に小さな空間で実験的なことにチャレンジしてみようという試みとして「Re:sources」 (りそーしーず)を立ち上げ、9 月に新作「夏休みのばあちゃん家」を上演。 

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コンブリ団は、はしぐちしんを代表とする、緩やかな演劇集団です。基本的には、はしぐちしんの戯曲を 自身の演出で創作活動を行っております。近年は「Re:ブリックス」という企画で近現代の戯曲の上演にチ ャレンジもしております。カンパニーメンバーとして香川倫子、佐藤あいの二人の俳優がおります。この 二人の俳優をメインに、作品ごとに様々な人を集め、公演を実施しております。俳優として長年関西だけ ではなく全国各所で活動してきたはしぐちの人脈をフルに生かし、毎回多彩な俳優陣の共演をプロデュー スするのも特色の一つです。緩やかな演劇集団というのは、この半プロデュース公演のスタイルのことを 指します。集団の理念として、まず個人が存在し、集団創造である演劇を創る時に、たまたま集まった個 人たちがコンブリ団であるだけと考えております。きっかけや変遷はどうあれ、今ここで新たに演劇を製 作する人たちをコンブリ団と呼ぶ、ゆるやかな集合体、集団を目指したいと考え、活動しております。企 画制作の主体者は、はしぐちしんですが、集団でしか創造できないものを創り上げて行くのがコンブリ団 であると考えております。 そのはしぐちしんの劇作の特徴は、基本的には会話劇なのですが、少し詩的言葉を使い、イノセントで神 聖なぐらい無邪気な会話を積み重ねて行くことにあります。メタシアター手法を少しばかり用いつつ、会 話が進む中、非日常的な要素がさりげなく同居してきます。この作風により、劇作家はしぐちしんの生に 対する想い、家族や生命の繋がりといった普遍的なテーマが、舞台上にくっきりと浮かび上がってきます。 上演スタイルとしては、代表はしぐちしんの前口上から始まるのが特徴的です。いわゆる劇場での諸注意 の案内から始まり、落語のまくらのような日常の話、そしていつの間にか観客は劇世界へと誘導されます。 以上のように、さりげないが特徴的な所が、コンブリ団のお芝居の特色です。 

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