NAVI LOFT クリエイション企画 ②
『りら、りらら、』
原作:新美南吉『ラムプの夜-学芸会のための一幕劇-』
翻案・脚本:森らんぽ。 演出:小熊ヒデジ
【出演】
青木純子
竹市桃香
わらしべ長者
不動湧心
(劇団「放電家族」)
オオノショウヘイ
(劇団マネキン)
尾國裕子
(無所属・新人)
ナビロフトがプロデュースして作品創造・公演を行う NAVI LOFT クリエイション企画第二弾は、新美南吉の「ラムプの夜-学芸会のための一幕劇-」を原作とした『りら、りらら、』を上演します。皆様のご来場、お待ちしています!
日程 2019年
6月13日(木)20:00
6月14日(金)19:30
6月15日(土)14:00/19:00*
6月16日(日)14:00
*15日夜の回はアフタートークを予定
会場
ナビロフト
*愛知県名古屋市天白区井口二丁目902
*TEL/FAX:052-807-2540
*地下鉄鶴舞線「原駅」下車、徒歩8分。
*会場に駐車場はありません。近隣のコイン駐車場、または公共交通機関をご利用ください。
料金
□一般=前売・予約:2,500円、当日:2,800円
□U-23(23歳以下)・シニア(65歳以上)
=前売・予約:2,000円、当日:2,300円
□高校生以下=前売・予約:1,500、当日:1,800円
□小学生以下=前売・予約・当日800円
チケット取り扱い 4月27日(土)より
★ご入場は、前売券→予約→当日券での、当日受付順となります。開場は、開演の30分前となります。
◎前売券
*前売券は、演劇パス無料登録後、クレジット決算になります。
◎予約
*お名前、ご来場日時、券種、枚数、ご連絡先電話番号をお伝え下さい。
*メール予約の場合、48時間以内に確認メールが届かない場合はなんらかのトラブルが考えられますので、一度お問い合わせください。
◎当日券
*当日券は、全ステージ発行予定です。ナビロフトの公式ツイッターにて、随時、状況はおしらせします。当日券の方のご入場は、開演5分前を予定しています。
お問い合わせ
Loft Plan
電話:090-9929-8459
主催
ナビロフト、Loft Plan
■NAVI LOFTクリエイション企画
NAVI LOFTクリエイション企画は、《地域に根ざし、全国と繋がる劇場》を目指すナビロフトがプロデュースし、昨年より始動しました。ナビロフトがプロデュースしてオリジナル作品の創作・上演を行い、クオリティの高い作品を発信することにより地域演劇シーンの活性化を企図する本企画は、貴重な出会いの場としての機能も果たすよう様々なアーティストと連携し、さらに、将来的には他地域での作品上演も視野に入れ、全国の都市との交流も行いたいと考えております。
第二弾となる本公演 『りら、りらら、』 は、愛知県の生んだ児童文学作家・新美南吉の戯曲『ラムプの夜-学芸会のための一幕劇-』(昭和26年初出)を原作とし、将来有望な新進劇作家・森らんぽ。が書き下ろしました。演出は、長年地域の演劇界をリードしてきた小熊ヒデジが担当、出演には、ベテラン俳優から中堅・若手の実力派俳優が揃います。
*情報は順次更新します。
風の強い夜。動物も人も寝静まる頃。
森の小さな小屋に、少女が駆け込んでくる。
追いかけてきた教師に、少女は「帰れない」と言う。
そんな中、停電で辺りは真っ暗に。ランプの灯りに
照らされた小屋に、少女の母親に似た旅人や、
怪しげな男二人もやってきて――。
風が吹けば、木の葉が揺れる。
世界が「関係」でできているなら、
「関係のなくなったもの」はどこに行くんだろう。
風がどこまで行くのかは、誰が知っているんだろう。
風は、今、火を吹き消さんとする。火は強く揺れている。
「関係」は何一つままならないままに、もういいよと
言ってしまいたくなる。
私が、許されたいのは、誰なんだろう。
童話作家・新美南吉。「ごんぎつねの人」と言う方が伝わるかも知れません。『ラムプの夜』は、その副題の通り、南吉が勤めていた安城女学校の生徒たちへの台本です。停電の夜、姉妹がランプを出してきて、亡くなった弟と影絵をしたことを思い出す。そして、それを、再現しだして…。という15分程の話。この作品を、1時間以上にして欲しいと話を頂き、真っ先に思ったのが、「これを書いた南吉の、生徒への思い」でした。と同時に、生徒へはかっこつけながら、自分はどこまでも身勝手だった、人間「新美南吉」のエゴイズムと孤独を、例え南吉自身が許せなくても、私は許そうと思います。身勝手に。南吉ファンもよく知らない方も、気楽に、ぜひ。(森らんぽ。)
原作=新美南吉
児童文学者。大正2年(1913年)7月30日、愛知県半田町(現半田市)に生まれる。十代の末にすでに『赤い鳥』に投稿、『ごんぎつね』その他が掲載される。1932、年東京外国語学校英語部入学。小説、童話、童謡を書く。卒業後、貿易商に勤務したが喀血で帰郷。不遇な時代を経て、38年、安城高等女学校教諭となる。友人・江口榛一の尽力で「哈爾賓(ハルピン)日日新聞」に『最後の胡弓ひき』などを、また巽聖歌編の「新児童文化」に『川』、『嘘』などを発表。41年、『良寛物語・手毬と鉢の子』を、42年、第一童話集『おぢいさんのランプ』を刊行。同年5月には、郷里を背景に古き懐かしき時代の善人を民話的スタイルで書いた『牛をつないだ椿の木』、『百姓の足・坊さんの足』ほか数編の傑作を集中的に書くが、翌1943年3月22日、咽喉結核で没。29歳だった。死後、第二童話集『牛をつないだ椿の木』、第三童話集『花のき村と盗人(ぬすびと)たち』(ともに1943年)が刊行された。その作品は第二次世界大戦後高く評価され、宮沢賢治と並び称せられるに至る。旧姓は渡辺。本名は正八。
翻案・脚本=森らんぽ。
名古屋演劇教室演劇WS6期、8期生。伊丹想流劇塾2期生。幼少期より、ミヒャエル・エンデに憧れて、童話作家を志す。演劇WSへの参加をきっかけに、劇作の楽しさに目覚めた。軽味の雑談にこだわり、日常の可笑しさや愛しさが、粒立つ瞬間を夢見ている。
演出=小熊ヒデジ
1985年、てんぷくプロ旗揚げに参加。1998年、KUDAN Projectを始動、海外公演を開始。2008年、地域演劇文化活性化を目的とした名古屋演劇教室を発足。名古屋を拠点として、俳優、演出、プロデュース、アウトリーチ活動など、幅広い演劇活動を行う。他都市での活動も多い。
staff
■照明:巽悟狼
■音響:岩田千鶴(gateau au fromage)
山形龍平(タツノオトシドコロ)
■舞台美術:diamonds Club
■音楽:平野達也(架空旅団)
■衣装協力: 池田春花、天白衣装
■記録:就也(千喜屋)
■宣伝美術:おんぐまひんでじ
■演出助手:佐藤亜矢
■制作:Loft Plan、名古屋演劇教室
■サポートスタッフ:市川愛子、日向子、
門脇光平(カドワキ企画)、杉浦真子
■協力:横田亜夜子(電光石火一発座)、 久保田安臣、
森山珠妃(劇団「放電家族」)、ほか大勢の皆様
『りら、りらら、』舞台写真
撮影:就也(千喜屋)
小熊ヒデジ
取材記事・メディア情報
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*情報順次更新中
■演劇ボード
「新見南吉原作の約15分の短編戯曲を1時間以上の作品にしてお届け!」
■中日新聞6月7日夕刊記事
「南吉作品を翻案し舞台に」
■ステージナタリー
「新美南吉の『りら、りらら、』を小熊ヒデジが演出、脚本・翻案に森らんぽ。
■名古屋劇場ジャーナル|劇評
『揺れ動く心をストレートに表出し』