地域公共劇場連携による共同制作/Reクリエーション事業
『りすん』Reクリエーションツアー
2023年9月〜10月/三重・名古屋・高知
【このページは、関係者資料です(一般公開はしていません)】
2010年、名古屋で初演、全国的にも高い評価を得た傑作『りすん』(原作:諏訪哲史、脚色・演出:天野天街)を、《公共ホール三館+民間劇場+演劇人》が総力を上げてReクリエイション。主要キャストをオーディションで募り、新たなる才能発掘と共に、三重・名古屋・高知の3都市ツアーを実施します。
2010年、名古屋を代表する小劇場[七ツ寺共同スタジオ]のプロデュース公演として上演された『りすん』(あいちトリエンナーレ2010共催事業)。デビュー作『アサッテの人』で第137回芥川賞を受賞した作家・諏訪哲史の同名長編小説を、同じ愛知県出身の天野天街(少年王者舘主宰)が舞台作品にした意欲作です。当時名古屋のみの公演でありながら、全国版演劇専門誌「演劇ぶっく」に巻頭特集が組まれるなど、大反響を呼びました。あれから13年。プロデュース元の七ツ寺共同スタジオの快諾を得、名古屋小劇場界を牽引するナビロフト、そして少年王者舘と諏訪哲史氏の企画協力のもと、あの名作が蘇ります。リクリエーションにあたっては、新たに出演者オーディションを開催し、三重・名古屋・高知の三都市ツアーを開催します。小説と演劇の可能性に挑み、変革し続ける2人の異才の共闘をどうぞご覧ください。
(企画書より)
□三重公演主催:(公財)三重県文化振興事業団
□名古屋公演主催:(公財)名古屋市文化振興事業団
□高知公演主催:高知県立県民文化ホール共同企業体
□企画制作:ナビロフト
□スペシャルサンクス:七ツ寺共同スタジオ、二村利之、寂光根隅的父、名古屋演劇教室
■スケジュール(2023年)
○1月:共同制作会議
○4 月 8 日(土)・9 日(日):出演者オーディション(アクテノン・リハーサル室を予定/兄役、妹役の 2 名を公募)※終了
○6 月中旬:チラシ校了
○7 月初旬:チケット発売
○7〜8月:各都市で交流プログラム(天野天街ワークショップ)実施
○8月:稽古スタート
○9〜10月:三都市公演ツアー
■出演者オーディション※終了
○日程:4月8日(土)・9日(日)
○時間:13時〜19時の間で調整
○会場:名古屋市演劇練習館アクテノン
○メイン・キャストの、兄・妹を募集します。
■関連企画・交流プロブラム/天野天街ワークショップ
○7月23日(日):三重WS(14時〜17時@三重県文化会館)
○7月27日(木):名古屋WS(18時半〜21時半@名古屋市演劇練習館アクテノン)
○8月8日(火):高知WS(午後@高知県立県民文化ホール・オレンジホール)
■公演日程・会場(三都市・三会場/2023年)
★印はアフタートーク(諏訪哲史、天野天街、司会者)開催。
《三重公演》@三重県文化会館・小ホール
○9月12日(火)小屋入り(早めに小屋入りし、仕込み・稽古を予定しています。)
○9月17日(日)・18日(月/祝)本番/3st
*17日(日)13時・18時★
*18日(月/祝)14時
《名古屋公演》@千種文化小劇場(ちくさ座)
○9月20日(水)小屋入り
○9月23日(土/祝)・24日(日)本番/3st
*23日(土/祝)13時・18時
*24日(日)13時★
*開場は開演の30分前
*アフタートーク司会:寺島久美子(名古屋市文化振興事業団)
《高知公演》@高知県立県民文化ホール・オレンジホール(舞台上舞台)
○9月28日(木)小屋入り
○9月30日(土)・10月1日(日)本番/2st
*9月30日(土)14時★
*10月1日(日)13時
*開場は開演の30分前、受付開始は45分前
※高知公演は、舞台上舞台の予定です。
※高知へは、前乗り(9月27日(水)移動)を予定しています。
※高知からの戻りは、後泊後の10月2日(月)を予定しています。
★information★
1)初演時には、主要キャスト以外にコロスが大勢出演しましたが、今回は主要キャスト3名のみの出演になります。
2)本公演は、囲み舞台で上演します。高知は平土間的な会場がありませんので、舞台上舞台に客席を設置しての上演となります。
■CAST(全3名)
※オーディションの結果、兄役、妹役決まりました。(4/9追記)
○兄:菅沼翔也(ホーボーズ)(プロフィル☞)
○妹:加藤玲那(プロフィル☞)
○祖母:宮璃アリ(少年王者舘)
■STAFF
○原作:諏訪哲史
○脚色・演出:天野天街(少年王者舘)
○舞台監督:山中秀一(現場サイド)
○舞台美術:田岡一遠
○美術製作・小道具:小森祐美加
○照明:福井孝子
○音響:高橋克司((株)東温音響)
○映像:浜嶋将裕
○衣装:雪港(少年王者舘)
○企画・制作:小熊ヒデジ、ナビロフト
○演出助手:平林ももこ(劇団あおきりみかん)
○制作助手:越賀はなこ
■協力
○七ツ寺共同スタジオ、二村利之、寂光根隅的父、他
(以下、企画書より抜粋)
【事業計画の経緯】
2010年に七ツ寺共同スタジオプロデュース(あいちトリエンナーレ共催)で上演された同作を当時目の当たりにしたプロデューサーの小熊ヒデジをはじめとする名古屋の演劇関係者、三重県文化会館職員が再演を熱望。天野と諏訪も互いの相性の良さを実感しており、プロデュース元の七ツ寺共同スタジオも再演を快諾し、企画が立ち上がった。リクリエーションにあたっては、新たな才能発掘のため、出演者オーディションを実施。東海地方の代表作として全国に発信するため、名古屋市文化振興事業団に連携を打診。オーディション会場や稽古場提供を担い、充実した創作環境が確保できた。更に、地方発のツアーとして、大都市ではなくこれまで関わりのなかった地域と連携し、地域交流を行いたいとの思いから、四国地方の高知県立県民文化ホールに打診。初の連携が叶った。
【事業の目的・趣旨】
演出家・天野天街と小説家・諏訪哲史-愛知を代表する2人の異能を掛け合わせ、2010年「七ツ寺共同スタジオ」プロデュースにより上演された名作「りすん」を、2023年東海地方の公共ホール・民間劇場・演劇人が連携することで全国に発信。更に独自の演劇土壌を育む四国地方の公共ホールを巻き込むことで、新たな鑑賞者開拓と東海・四国間の地域交流を生み出す。
【事業の概要】
名古屋市文化振興事業団と三重県文化会館、高知県立県民文化ホールの3館が手を組み、リクリエーションツアーを行う。新たに公募の出演者オーディションを実施し、地域交流プログラムでは天野天街と小熊ヒデジによる創作ワークショップを予定している。
『りすん』初演時(2010年)資料
【初演時資料】上から、チラシ、演劇ぶっく記事、パンフレット。
※初演時には、主要キャスト以外にコロスが大勢出演しましたが、今回は主要キャスト3名のみの出演になります。