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​LOFTセレクション vol.2

刈馬演劇設計社 PLAN-12

フラジャイル・ジャパン

作・演出:刈馬カオス

 ナビロフトでは、地域で活躍するアーティストを支援するプログラム《LOFTセレクション》を2017度より始動、その第二弾は刈馬演劇設計社『フラジャイル・ジャパン』。劇団としては約 2 年ぶりの刈馬カオス書き下ろし新作となる本作は、東日本大震災の際、児童 74 人が死亡・行方不明となった石巻市大川小学校の惨事を題材としています。東日本大震災から7 年、被災した大川小学校の旧校舎は、存置という形でその全体を保存されています。しかし遺族のなかには「校舎を見たくない」という意見もあり、周辺を公園化して植栽などで囲むことが検討されています。

 本作『フラジャイル・ジャパン』は、9 年前に起こった災害によって多くの命が奪われた小さな街が舞台。負の遺産を活用した観光地化計画(ダーク・ツーリズム)が持ち上がり、街の人間関係が揺らぎ、軋み始めます。大きな災害からどのように向かい合い、生きていくのか…。様々な立場からの視点を通して、現代を生きる人々を描く刈馬演劇設計社『フラジャイル・ジャパン』に、どうぞご期待ください。

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日程:2018年5月17日(木)〜27日(日)|会場:ナビロフト

刈馬演劇設計社 PLAN-12

フラジャイル・ジャパン

日程 2018年

5月17日(木)~27日(日)

 

5月17日(木)19:30

5月18日(金)19:30

5月19日(土)13:00/18:00

5月20日(日)11:00/16:00

5月21日(月)19:30

5月22日(火)休演日★

5月23日(水)休演日

5月24日(木)19:30

5月25日(金)13:00/19:30

5月26日(土)13:00/18:00

5月27日(日)16:00

※開場は開演の30分前​

★5月22日(火)は休演日を利用して実際の舞台をつかった特別ワークショップを開催します。イベント詳細は下記をご参照ください。

会場

ナビロフト

ナビロフト地図フレッツ作.jpg

*愛知県名古屋市天白区井口二丁目902

*TEL/FAX:052-807-2540

*地下鉄鶴舞線「原駅」下車、徒歩8分。

☞ アクセス

*会場に駐車場はありません。近隣のコイン駐車場、または公共交通機関をご利用ください。

料金

◯一般前売:2,800円

◯U‐25:2,300円

◯高校生以下:1,800円

*当日券=各料金から+200円

※日時指定/自由席

※U-25は25歳以下の方が対象です
※U-25の方は年齢の確認できるものを受付にてご提示ください

※高校生以下は、確認のできる身分証明書をご提示ください
※未就学児入場不可

チケット取扱 3月1日発売開始

お問い合わせ

トーク&リーディングイベント

『悲劇の街を観光すること』

レポート

 

 4月16日(月)、ナビロフトにて行われたプレイベントの様子を​レポート。今作の題材である、負の遺産を巡る《ダークツーリズム》と呼ばれる試みについて、観光学の専門家を招いてのトークを開催。本編観劇前の予習に是非ご参照下さい。

災害、経済危機、他国からの脅威、人間関係の悪化
などにさらされる現代日本を活写する意欲作。
負の遺産を活用した観光地化計画(ダーク・ツーリズム)をめぐり
揺れ始める人々の思惑。

壊れやすい国で、それでも生きていく――――

STORY

 

ある地方都市を記録的豪雨が襲った。

山を削ってできた住宅地は土砂崩れに飲まれ、

中学校で教師・生徒あわせて34名の命が奪われた。

生徒の遺族は、亡くなった教師の避難指示に過失があったとして、提訴。

小さな街は、険悪な人間関係によって引き裂かれてしまった。

あれから9年。

街は復興しているが、あの校舎は当時のまま。

剥き出しのひしゃげた鉄骨、泥汚れが落ちない壁、雨風にさらされた黒板・・・。

生徒の遺族は、時折訪れる見学者のために語り部ボランティア活動を続けていた。

しかし、10年目を迎えるにあたり、一区切りつけて撤去すべきとの声が上がる。

そんな時、負の遺産を活用した観光地化計画(ダーク・ツーリズム)が持ち上がり、

ふたたび街の人間関係が揺れ始める。

発案者は、提訴された亡き教師の、子供だった。

キャスト|スタッフ

​■キャスト

くらっしゅのりお(フリー)

金原祐三子(avecビーズ)

岡本理沙(星の女子さん)

元山未奈美(演劇組織KIMYO)

今津知也(オレンヂスタ)

内山ネコ(劇団んいい)

まとい(劇団蒼天の猫標識)

TERU(なんだかんだクレイジー)

古場ペンチ(Pinchi番地)

佐野かおる(フリー)

■スタッフ

作・演出|刈馬カオス

舞台監督・舞台美術|岡田保(演劇組織KIMYO/かすがい創造庫)
照明|村瀬満佐夫(劇団翔航群)
照明操作|下村太誉(劇団新生)
音響|椎名KANS(Garage Inc.)
音響操作|深谷奈央(劇団新生)
衣装|元山未奈美(演劇組織KIMYO)
宣伝美術|オレンヂスタ美術部
イラスト|柚木昌幸(mooncalf)
演出助手|髙橋由貴(名城大学劇団「獅子」)
制作|岡彩織・水原沙子・佐和ぐりこ(オレンヂスタ)
共催|ナビロフト・Loft Plan
主催・製作・企画|刈馬演劇設計社

刈馬演劇設計社

カルマエンゲキセッケイシャ。2012 年始動。 刈馬カオスによる、シビアなシチュエーションで展開される緊張感あふれるサスペンスを得意とする。 『クラッシュ・ワルツ』で4都市ツアー(名古屋・伊丹・東京・広島)を敢行し、第 19 回劇作家協会新人戯曲賞・名古屋市民芸術祭 2015 芸術祭賞(大賞)。『誰も死なない』で名古屋市民芸術祭2014特別賞・第3 回せんだい短編戯曲賞最終候補。『モンスターとしての私』で 、第 18 回テアトロ新人戯曲賞佳作。平成27年には刈馬が愛知県芸術文化選奨・文化新人賞を受賞した。また、前回公演『胎内』では、昭和初期の劇作家・三好十郎の傑作に挑戦。骨太に真正面から取り組む「カルマ・ストレート ver.」と、アンサンブルを使 った大胆な演出の「カオス・ハイミックス ver.」の2バージョンを上演した。

刈馬カオス写真.jpg

刈馬カオス(カルマカオス)

刈馬演劇設計社代表/劇作家・演出家。1977年10月6日生まれ 名古屋市出身。『クラッシュ・ワルツ』で、第19回劇作家協会新人戯曲賞を受賞。『モンスターとしての私』で 、第18回テアトロ新人戯曲賞佳作を受賞。『マイ・フェイバリット・バ――――――ジン』で、第8回AAF戯曲賞最終候補。『誰も死なない』で、第3回せんだい短編戯曲賞最終候補。平成27年度愛知県芸術文化選奨・文化新人賞を受賞。愛知淑徳大学 交流文化学部・創造表現学部非常勤講師、名古屋市文化振興事業団 文化芸術活動アドバイザー。

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