日本劇作家協会東海支部とナビロフトが共同主催し、戯曲のブラッシュアップ・ワークショップ『ナビイチリーディング』を始動します。プレ開催は、9月24日(土)。劇作家、演出家、俳優、制作者の方をはじめ、沢山の演劇ファンの皆様も是非ご来場ください。
ナビイチリーディングとは?
演劇に興味を持つ方であれば、どなたでもご参会いただける、戯曲のブラッシュアップを行うワークショップです。戯曲を深く考えることによって演劇の根幹に触れるナビイチリーディングは、どのような立場の方も、それぞれの発見を得られます。ドラマリーディングの後のディスカッションは、ご来場の皆様を含めた全員で行います。ご意見、ご感想をおっしゃることはもちろん、様々な立場の方々の意見を聞いていただくことも有効なご参加になります。お気軽にご参加下さい!みなさんと一緒に、偉大な劇作家を生み出していきましょう!
2016年9月24日(土)13時〜16時、プレ開催実施!
《ナビイチリーディング》プレ開催は終了しました。来年からの本格始動に向け、ただいま準備中です。戯曲の公募も行う予定です。情報は決まり次第ご案内差し上げますので、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。(日本劇作家協会東海支部、ナビロフト/Loft Plan)
about ナビイチリーディング
ナビイチリーディングは、劇作家の育成・戯曲のブラッシュアップを目的とした講座です。毎回、一つの戯曲を取り上げ、第一線で活躍する俳優によりドラマリーディングを行います。実際に俳優が声を出し、リィーディングする様子から、作家は新しい発見を得ることができます。
リーディングの後は、劇作家、俳優、ゲスト演劇人、観客の皆様による意見交換やディスカッションを行い、取り上げた戯曲のブラッシュアップを行います。様々な立場からの意見を聞くことは、劇作家にとっても、また、ご参加の皆様にとっても有益な時間となるでしょう。
これらの作業を通じて、一つの戯曲が成長し、劇作家のさらなる飛躍を目指すと同時に、演劇に関わる多くの皆様の、出会いと相互交流の場とし、地域演劇文化発展の一助とします。
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『劇王』というモンスターイベントを生み出し、それを育て上げてきた、私たち、日本劇作家協会東海支部。2017年秋には、劇王アジア大会も予定されており、ますますこれからの活動が発展していく中、私たちはふと、立ち止まりました。
このまま、勝敗にこだわるイベントばかりをやり続けることが、劇作家の本質を高めることなのか?
もちろん、平塚直隆、鹿目由紀、刈馬カオスと、各地で賞を獲る人材を輩出してきたのは、劇王の功績によるところも大きく、勝敗が劇作家を育てている面は多分にあります。ですが、私たちは考えました。それ以外にも劇作のブラッシュアップ作業のアプローチはあり、さらに細やかな劇作の質の高め方を行うことで、より面白い作品が生み出されるのではないか?
そこで私たちは、老舗の劇場であり、ここ最近、面白い展開を広げているナビロフトと共同で、新しいイベントを立ち上げることにしました。
日本劇作家協会の本部が行っている『月いちリーディング』にならい、『ナビイチリーディング』というリーディングとそれについてのディスカッションが行われるイベントを、これから定期的に行っていくことにしました。今回はそのプレ企画になります。
まず、このリーディングに欠かせない、ファシリテーターという立場を知ることから、私たちの一歩が始まりました。『ファシリテーターってなに?』。ナビイチのイチは、イチからのイチです。イチから丁寧に勉強しつつ、このイベントをよりお客様にもそして参加者にも喜んでいただけるものに育てていきたいと思います。
以上が私たち東海支部の、そして共に進んでいくナビロフトの想いです。
文責・日本劇作家協会東海支部
事務局長 鹿目由紀
ナビイチリーディング
プレ開催 概要
日程
会場
参加費
チケット
リーディング上演+ディスカッション+交流会
【受付開始】12:45 【開場】12:30
プレ特別価格!500円!
8月25日(木)10:00より、予約受付開始
今月の戯曲
『木村さんと鈴木さん』
作:舟橋“委員長”慶子
劇作家VS演出者「木村さんと鈴木さん」参加作品
舟橋“委員長”慶子 プロフィル
日本劇作家協会 東海支部所属。シアターUNA(ウナ)!主宰。1982年、名古屋生まれ・名古屋育ち。高校演劇を経て、大学でも学生演劇に親しむ。2011年よりソロユニット「シアターUNA!」を旗揚げ。現在は、会社員として働きながら、作・演出を担当し、役者としても出演。「美しさ」「女」をテーマにした物語性の強い作風が持ち味。最新作は第4回公演「m(エム)」(10/28-30、名古屋市中区のG/PITにて(※第三回名古屋演劇杯・俳優A賞参加作品)。ダンスや落語など、演劇以外の活動にも積極的に挑戦中。
今月のファシリテーター
長谷川公次郎(虚構オメガ)
劇作家、演出家。『虚構オメガ』主宰。東京生まれの名古屋育ち。武蔵野美術短期大学卒。30歳から制作として演劇に関わり始め、その傍らに書いた処女戯曲『回転鼻眼鏡』が戯曲賞にノミネートされたことをきっかけに、2009年4月、虚構オメガを立ち上げる。これまでに様々な戯曲賞(近松賞、「日本の劇」戯曲賞、名古屋文化振興賞)に名を連ねるも、最終候補ばかりなのでいまいち無名。理不尽な会話劇ばかり書くのが特徴。他劇団への戯曲提供や外部演出、演劇指導、宣伝美術、サイト作成等、多方面で活躍中。
今月のコーディネーター
鹿目由紀(劇団あおきりみかん)
1976年、福島県会津若松市生まれ。劇団あおきりみかん主宰、劇作家、演出家。南山大学文学部卒。名古屋市在住。2008年、日本劇作家協会東海支部プロデュースの短編芝居コンクール「劇王」で、四年連続優勝し、前人未踏の四連覇。『劇帝』の称号を得る。2010年、第16回劇作家協会新人戯曲賞を受賞。その他、若手演出家コンクール優秀賞(2回)、第26 回名古屋市芸術創造賞、平成22年度愛知県文化選奨、第18回 松原英治・若尾正也記念演劇賞など、受賞歴多数。テレビドラマ、ラジオドラマ脚本、新聞コラム連載など幅広く活動。日本劇作家協会東海支部・事務局長。日本演出者協会会員。
リーディング上演 キャスト
中内こもる(劇団中内(仮))
空沢しんか
大脇ぱんだ(劇団B級遊撃隊)
小熊ヒデジ(てんぷくプロ)
ディスカッション ゲスト
佃典彦(劇団B級遊撃隊)
平塚直隆(オイスターズ)
【参加者募集について】
演劇に興味を持つ方であれば、劇作家、演出家、俳優、そして演劇ファンや観客の皆様、どなたでもご参加いただいます。戯曲を深く考えるナビイチリーディングは、それぞれの立場の方々が、それぞれの発見を得られる場であり、自分と異なった意見を聞くことにより、新たな発見を得る場でもあります。ドラマリーディングの後の意見交換・ディスカッションでは、多くの意見をいただきたいことは勿論ですが、他の方の意見を聞いていただき、戯曲に対する考察を深めていただく形でも歓迎です。どうぞお気軽にご参加下さい。
【上演戯曲募集について】
ナビイチリーディングでは今後、取り上げる戯曲を広く募集します。すでに演劇活動をされている方、個人で戯曲を書いている方など、戯曲のブラッシュアップを目指す方ならばどなたでも応募可能です。俳優によるドラマリーディングとディスカッションにより、選出作をよりすぐれた戯曲、より魅力的な戯曲にするための支援をします。新作戯曲、既上演戯曲は問いません。
※応募要項は、追ってご案内します。
■主催
日本劇作家協会東海支部
ナビロフト/LOFT Plan
■制作協力
名古屋演劇教室