関西の精鋭たち 伊丹から尾張名古屋へ 初見参!
ナビロフト×伊丹想流私塾 交流企画 Visitors 2017年12月9日(土)・10日(日)
極東退屈道場 #008
『ファントム』
「その街を置いてきてから、その街の夢をよくみるー」
コインロッカーの中で目覚めた6人の男女。彼らは預けられた荷物なのか。
ロッカーからロッカーへ。
くぐりぬけるコインロッカーの居室は、
都市を構成する様々なモジュールに姿を変えていく。
作・演出:林慎一郎
第61回岸田國士戯曲賞最終候補ノミネート、第18回OMS戯曲賞大賞・第20回同賞特別賞を受賞するなど、今後全国的な活躍が最も期待される劇作家・林慎一郎によるユニット・極東退屈道場が、いよいよ名古屋初登場します。巨大な舞台美術により、見たこともない空間に変貌するナビロフトへ、どうぞ足をお運びください。
極東退屈道場#008
『ファントム』
作・演出:林慎一郎
肥大化した都市を構成する最小単位
「コインロッカー」をめぐる報告劇
「ファントム」
「その街を置いてきてから、その街の夢をよくみるー」
コインロッカーの中で目覚めた6人の男女。彼らは預けられた荷物なのか。コインロッカーの扉は鍵がかかり当然、中からは開けられない。が、その扉以外の残りの五つの面には非常口のランプがともる。ロッカーからロッカーへ。くぐりぬけるコインロッカーの居室は、都市を構成する様々なモジュールに姿を変えていく。
カプセルホテル、カラオケボックス、産婦人科の病室、糖尿病患者のピルケース、老朽化したニュータウン団地、アレルギー持ちの細胞、拘置所の未決囚の牢獄...。それは都市というプログラムを構成するモジュール(基本構成単位)である。モジュールとモジュールの入出力を繰り返しプログラム/システムが構築されるように、彼らがロッカーからロッカーへと出入りを繰り返していくうちに都市の構造(プログラム)が浮かび上がる。
やがて外からコインが投入され、ドアが開けられると彼らは預け主と対面する。
□出演□
小笠原聡、森本研典(劇団 太陽族)、堀井和也、
大沢めぐみ、原和代、増田美佳
□スタッフ□
振付|原和代、舞台監督|塚本修(CQ)、舞台美術|柴田隆弘、照明|魚森理恵
照明操作|木内ひとみ、音響|あなみふみ(ウイングフィールド)
映像|土本洋揮(evkk)、衣装|大野知英(iroNic ediHt DESIGN ORCHESTRA)
制作|奈良歩、制作協力|さかいひろこworks
極東退屈道場(きょくとうたいくつどうじょう)
劇作家・演出家の林慎一郎が主宰する演劇ユニット。2007 年 7 月活動開始。公演ごとに俳優を集める個人プロ デュースの形態をとっている。「都市」を題材に、取材(主に散歩)した情報に基づき、膨大なモノローグと映 像やダンスを用いた「報告劇」として立ち上げている。都市に暮らす人々の姿を、俯瞰的な目線からノイジーに 点描することで、その中に蜃気楼のように浮遊する「都市」の姿を切り取る試みを続けている。その独特な切り口と、愛すべき都市生活者たちの人物造形が特徴。
極東退屈道場#007「百式サクセション」
日程 2017年
12月09日(土)15:00 / 18:30
12月10日(日)14:00
会場
ナビロフト
*愛知県名古屋市天白区井口二丁目902
*TEL/FAX:052-807-2540
*地下鉄鶴舞線「原駅」下車、徒歩8分。
*会場に駐車場はありません。近隣のコイン駐車場、または公共交通機関をご利用ください。
料金
◎前売:2,500円
◎ペア:4,500円
◎ユース(22歳以下)割引:2,000円
◎高校生以下:1,500円
◎2回目以降の観劇:0円(WEB予約のみ)
※当日券は、+500円
※日時指定・全席自由
※ユース・高校生以下は要身分証明提示
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
チケット取り扱い 好評発売中
◎極東退屈道場
TEL&FAX=06-6841-3432(ハヤシ)
メール=ticket@taikutsu.info
お問い合わせ
極東退屈道場
メール=askto@taikutsu.info
TEL=06-6841-3432(ハヤシ)
http://taikutsu.info/inquiry/
演劇に縁もゆかりもないモラトリアム学生だった僕が、演劇を続けているのは想流私塾の門を叩いてしまったせい。「門を叩け、さらば開かれん」というわけで、行ってみると想さんが森羅万象を演劇で語っていた。いや、逆か。演劇を森羅万象で語っていた。なんだかおもしろくなってしまって、今日までやってきた。門をたたいてしまったのだから。想さんは、かつてテキヤをやっていたそうである。
林慎一郎
【林慎一郎 プロフィル】
1977 年北海道函館市生まれ。劇作家・演出家。1998 年、京都大学在学中に演劇活動を開始。2004 年、伊丹想流私塾にて北村想に劇作を師事。2007 年、公演毎に俳優を集める個人プロデュース「極東退屈道場」を発足。都市に暮らす人々の姿を、俯瞰的な目線からノイジーに点描することで、その中に蜃気楼のように浮遊する「都市」の姿を切り取ろうと試みている。代表作に、函館とおぼしき夜景を背景に、ロープウェイの中に行き過ぎる いくつかの冬に浮かびかつ沈む人々の会話を描く『夜ニ浮カベテ』(2004 年初演)、地下鉄に乗り込む都市生活者を点描した『サブウェイ』(第18回OMS戯曲賞大賞)、コインパーキングから狂騒的に「現代」を切り取った『タイムズ』(第20回OMS戯曲賞特別賞)、衛星都市の地図を音と身体で描いた現代神話『PORTAL』(第61回岸田戯曲賞最終候補)がある。また、能と現代演劇のコラボレーション「能×現代演劇」は、work#01より、作・演出を担当している。現在、戯曲塾・伊丹想流劇塾マスターコース・師範。劇作家、演出家としての活動の他、劇場主催の演劇ワークショップや、小学校、高校の「総合的な学習の時間」などの講師も多数務めている。咲くやこの花高校演劇科講師 。
極東退屈道場『ファントム』ツアー情報
【伊丹公演】AI・HALL提携公演
2017年11月
24日(金)19:30
25日(土)14:00/18:00
26日(日)14:00
【料金|伊丹公演】
□前売=3,200円
□ペア=5,500円
□ユース(22歳以下)割引=2,000円
□高校生以下=1,500円
□2回目以降の観劇=0円(WEB予約のみ)
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